バルザフのたいまつ (バルザフ=死後、最後の審判を受けるまで待っている所)

タハージュドの礼拝(夜間、起きて行なう礼拝)は、バルザフの闇に対し、人が持つたいまつのようである。そもそも日に5回の礼拝のそれぞれが、人の暗い部分に光をもたらし、その時間の一定の部分に明かりを灯す。礼拝がなければ人は、宗教というルートを歩くことができず、正しくあることができない。預言者ムハンマドは、夜タハージュドの礼拝ができなかった時には昼間、カダーの礼拝をされた。これによっておそらく私たちに、人生において隙を作ってはいけないということを教えようとされたのだ。