歴史

歴史は警告を含んだ出来事によって構成される

歴史的な出来事が全く同じように繰り返されると見なすことは誤りである。似ている点はあったとしても、全ての出来事は時代や周囲の状況に束縛される。だから歴史から何かを学ぶというよりも、警告を得るべきなのである。

日が昇り、日が沈むところにあるあらゆるものは、その最初の新しさを守ることをなしえない。

永遠に頂点で留まり続けることのできた人も、国家も、一切存在しない。

人は歴史の、楽しく気分よい部分のみでなく、少しは恐ろしく、怖い部分をも読むべきであり、それによって必要な警告を得なければならない。そうでなければ人はその思考において子供っぽいままでいるだろう。