おお、預言者よ

別れのために胸を痛めた私のことを尋ねては下さいませんか?
一言でもよろしいですから、私の憂いに言葉をかけては下さいませんか?
私は存じませんが、もしや、友としてのあなたへ忠誠をうたがっていらっしゃいますか?
情けをかけ、一度でよろしいですから、私の影を尋ねては下さいませんか?

友たちに親愛の情が降り注ぎましたが、私たちには親しさをお示しにはなりませんか?
焦がれ焦がれ燃え尽きた私の胸の痛みをあなたは信じては下さいませんか?
初めてお会いした時からずっと、あなたの御跡に顔を摩り付け待ち続けて参りました。
が、もしや、私にはあなたを熱愛する力は授けられていないでしょうか?