英知の観点からの高潔さ
高潔さとは、貞節、忠義、誠実さからできている神聖な錬り粉のようなものであり、それが壁の資材として用いられている建物ががたついたり倒れたりするということはないか、ごくまれである。
高潔さとは、勇敢さの最も崇高な側面であり、最も重要な特質である。勇敢さの最も低い、そして最も粗末な状態とは、高潔さに対する無遠慮さである。
女性にとって最も名誉ある、そして尊い側面は、貞節さ、高潔さにおいて汚点を持たないことである。自らの高潔さ、そして家族の貞節さを守ることに敏感でない人々は、民族の品位や名誉を守り、保護することにおいても敏感ではないだろう、ということは明らかである。
高潔さと名誉とは異なるものである。富は名誉を生み出すことができるが、高潔さをもたらすものではない。貧しさは、決してそれを侵さない。
高潔さは、全ての民族にとって、彼らがそれを誓約する程度に応じて神聖なものであり、徳の要素の中の最も価値のあるダイヤのひとつである。高潔さを知らない者の誇りや徳は偽りであり、嘘である。
高潔さは比類のないダイヤであり、よりぬきの入れ物の中で守られるべきである。それによってその価値は倍増するのだ。
自分の名誉や高潔さと同様に、他者の名誉や高潔さを守ることにも敏感でない人々には何かを託すことはできないし、どのような項目においてであれ彼らを信頼することもできない。
コウモリが光を求めないように、教えを持たない人は教えを求めず、無知な人は知を求めず、徳のないものは道徳的原則を求めず、高潔さを知らない者も高潔さを求めない。
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