内面世界
私たちの魂に入り込み、そこで根を張った全ての思想は、遅かれ早かれその果実を実らせる。この果実は、「天国のトゥーバ樹」の果実になることもあれば、地獄の夾竹桃となることもある。その意識に、よいこと、美しいこと、許すこと、寛容であることの種を持っている人の心は、いつでも天国の庭を想起させる。このような人が、突然窃盗を行なったり姦淫を行なったり人を殺害したり、飲酒を行なったり覚せい剤を用いたり、皆を軽蔑して全てを批判したりするようなことは考えられない。これらの不適切な行動のためには、前もってよくない考え、悪い計画の一部分が存在することが前提条件となる。頭が悪い考え、無益な思考でいっぱいとなっている人が行なうことは、完全にその人の内面世界の反映によって成り立つ。だからこそ、個人個人が自分の内面世界において均整や誠実さに出会わない限りは、その外面のあり方が美しくなることはありえない。美しく見られることもないし、たとえ見られたとしてもそれは一時的なものにすぎない。
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